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最近朝木も熱心にシンエイから教えてもらってる。
その光景をその場に座って見ていた。
近くにいる人ぐらい守らなきゃってあいつは言ってた。
にしが消えたのは自分のせいって思ってるみたいだし……
俺的にはそんな自分を責めなくてもいいだろうって思うんだけどね。
それがあいつの良いとこっていうか悪いとこっていうか………
「優くん」
「ん? 何、舞崎」
「朝木無理してない?」
「やっぱお前もそう思う?」
「なんか……ね」
「こういうのは無理しないほうがいいんだよ。一気にやろうとすると失敗するから少しずつでさ」
「……なんか説得力が違うね」
「ははっ……でもね、俺はあえて言わないよ。そういうのって自分で気がついた方がいいじゃん」
「そう?」
「ああ……でも自滅しそうなときは助けるかな。自滅したら元も子も無いし」
「さすが優先輩。名前の如く優しい人だね」
「本当にそう思ってんの?」
「捻くれてんなぁ……思ったから言ってんのに」
少し照れくさくなってふぅんと空返事をしながら立ち上がって川の近くに向かった。
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