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「でもおいらは正規だよ。おいらがここにいるのに流れは合うからこれはあるんだもん。必要じゃなければ無くても良いでしょ?」
『まぁ……それはそうですがね』
「正規じゃない人は別にいるよ? シンエイも分かってるんじゃない?」
『…………あなた……何故それを?』
「一人だけ薄いじゃん。簡単だよ」
何だよ、
正規と非正規って……?
『ですが、それは今明かすべきではありません。僕が言いたかったのはどこに落ちたか、それだけです』
「ふん………」
つまらなそうに返事をして窓を開ける。
風と光が吹き込んで闇が後退していく。
「ここ廊下で、突き当たりの右がおいらの部屋で、向かいが空き部屋。それぞれ二人部屋だから二人ずつで分かれればいーかな」
「んー……じゃ、ぐっぱで決めない?」
「オッケー。せーのっ」
「「「「ぐーっぱっ!」」」」
「あ……間違ってチョキ出しちゃった…………」
「いるいる、朝木みたいなの必ずいるよ」
朝木以外はみんなグー。
んで朝木は何故かチョキ。
そんなわけでもう一回。
途中経過は割愛させていだだいて結果はこうなった。
俺と臣野くんがグー
朝木と舞崎がパー
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