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「はは………血も……毒なんだ………ね。あれ? 骨、ダイジョブ?」 「人の心配してる場合かよ。俺ぇ蛇だぜぇ」 「そっかぁ……そうだったね」 ズン、と音を立てて円から脚が出てくる。 「やっべー……これ塔ごと崩れっかも」 「それは困る」 両目をつぶる。 その方がもっと見える。 「あー何? 諦めたカンジ? それでも良いけどさぁ、後がラクだから」 「………諦めてないよ。見てるの、先を」 「はあ?」 「言っとくけどね、……あ、いや、知ってるだろうけど俺ぇ…………鍵だよ」 「………ッ、そこでソレ出す? フツー」 「だからこそ……かな。ホントは鍵相手に敵うなんて思ってないでしょ?」 「どうだろうな」 自分で自分褒めるようだけど………さすが、鍵。 そうだって自覚した瞬間に全てが後退していく。 毒が無かったことになる。 「てかさあ、毒分かんなかったワケ? アンタの能力で」 「そこ見る前に触っちゃったから」 「はぁん………不便っちゃあ不便なのな」 ドスンと音が響いて全身が現れる。 「ま、でも、避けらんないっしょ。これはさすがに」 .
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