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軽く着地する。 「ふふっ、クライマックスねえ……準備運動程度かな」 「ホント、嫌いだわ」 「結構」 赤騎士は距離を詰めるように俺に向かってくる。 俺はそれに対し身体が隠れるくらいの大きさの円盤を展開した。 「舐めてんの?」 そう言って大きく踏み込みハンマーで円盤をかち割る。 「ッ!!」 そこには俺はいない。 代わりにあるのは目の前に迫る光の鎗。 赤騎士はそれを慌てて避けた、が……… 「っ………あッ………?!!」 左肩の肉が骨が見えるほど抉れ血がボタボタと滴り手は力が入らないのかハンマーが落ちる。 「っ……外したか………」 「………はは……ひっどーい………騙し打ち?」 「俺のは白兵戦向きでは無いしこのぐらいアンタとの実力差考えたらフェアでしょ。とりあえず利き腕は封じたよ」 「ふふ………それで勝った気してんの?」 「いや、全く。けどその状態で動こうもんなら、アンタ死ぬんじゃない?」 「ふぅん。でも、それも悪くないかも」 「意外ですね、その反応は」 .
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