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「じゃあおいらからも」
「何でしょう?」
「朝木ちゃんは?」
「え?」
「普通に考えるならそれぞれの時間軸で朝木ちゃんは完結してるわけでしょ?」
「だからそれはさっき言った通り……」
「違うよ。おいらが言いたいのはぁ、朝木ちゃんは全部の時間軸で完結、つまり死んでる。それに対してにしは自分の意志で時間を巻き戻してるから完結してない」
「なるほど。立場が正反対の位置にあるのに時間が巻き戻って同じ立場であるはずが無いって事だね」
「そっ。さっすがまーくん理解が早ーい」
「………そこは……考えて無かったです」
「………俺も。そこら辺は………わかんない。けどね、コレだけはハッキリと言えるよ。たくさん繰り返すはめにはなったけど俺はにしが手を取らなきゃあの時に死んでた」
最後の言葉に俺らは凍りついた。
「逆に言えばね、にしがいなかったら俺はここにいないって事だから」
今度は違う意味で何も言えなくなる。
エレベーターに乗り込んだ。
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