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『……早くあいつから解放してやろう』
優さんの言葉に全員が頷き、改めて構えた。
「やるか? だがお前らに私がやれるわけが無いんだ!」
複数の声が反響した。
「真の鍵よ。早く私の元へ降れ!」
闇が急に引いていく。
そこに残ったのはたくさんの黒い人影。
どうやらさっき舞崎を通じて見えたアレが全て動き出したらしい。
俺の横で朝木が歯を食いしばった。
「……これは酷いですね」
「ここからいっきにやるぞ」
俺らに向かってくる人影に俺らは突っ込んでいった。
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