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「じゃあ、今度こそまたね」
白石くんは片手を少し上げると、来た道を引き返そうとした
「あ…」
白石くんが振り返ってビックリした顔をした
どうしたんだろう？
私はそんな白石くんをボーッと見つめる
「黒田さん…？」
「え…」
名前を呼ばれて我にかえると、私が白石くんの制服の袖を掴んでいた
「あっ、ごめんなさい！」
「い、いや…」
私が慌てて離すと、白石くんが腕で顔を隠すようにした
照れてるの…かな？
………………え、なんで？
「えっと…、何？」
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