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しばらく何も言わず、ボーッと空を眺めていた 雲の形って、みんなバラバラで面白いなぁ… なんて思っていると、 「黒田さん」 ふいに名前を呼ばれて、白石くんへ顔を向ける 「さっき、ごめん…」 「え?…いや、え?」 なぜか頭を下げる白石くんに困惑する私 「腕、掴んじゃったから…」 「あ…」 たしかに私、ここに来るときに白石くんに腕を掴まれて… 「怖がらせたかと思って…」 怖い? 誰が?誰を?
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