203人が本棚に入れています
本棚に追加
/422ページ
「え、あの…」
「マジでビビった…。
黒田さんに何かあったらどうしようって」
「……」
白石くんは埋めていた顔を上げて私を見つめてきた
「黒田さんの様子見に来たら囲まれてて、
黒田さんの怯えてる姿見たら我慢できなかった」
「白石くん…」
そして、普段はあまり見せない優しい笑顔になって、
「オレが助けれて良かった」
ゆっくりと立ち上がった
「た、助けてくれて…、ありがとう…」
私が俯きながらお礼を言うと、
「どーいたしまして」
と笑ってくれた
最初のコメントを投稿しよう!