新学期

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まだ人も疎らな食堂のカウンターで、俺は注文する。 「メシ2つ~」 すると、カウンターに複雑な紋様が浮き出る。 そしてそこにプレートに乗ったパンとスープが現れる。 「どうも~」 閉まったままの厨房の扉に向かって礼を言うと、俺はプレートを持って席に直行。 「……そういえばコレって誰が作ってんだ?」 アレスはふと、思い立ったように疑問を口に出す。 「旨いからいいだろ。それより食おう」 食物は体力と魔力の源。食わなきゃ話にならない。
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