新学期

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旨い。まぁココの飯はまずかった試しがないからな。 「お前、クラスは?」 アレスが思い出したように聞いてくる。 「ああ、忘れてたな……」 俺は自分の鞄から、中くらいの本程度の薄い石版を取り出す。 『ラント・エルロッサ殿 所属:2-B』 「俺と一緒だな!」 嬉しそうにアレスは言う。知り合いは多いに越したことはないからな。 「よかったぜ。知らねえ奴ばっかじゃなくて」 俺は黙々と食事を続けるが、ふと異変に気づく。 「パンが……ない」 やられた。くそッ!
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