第2章~出会い~

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戦意を無くした私は術を解く ヒロは長剣を鞘に納め、 床に座り直すと深い深呼吸をする あの重力を耐えるなんて かなり身体に負担がかかったハズだ それでも、ヒロは平気そうな顔をしている 私もヒロの横に座る 「…ヒロ…凄いね」 素直に感想を述べてヒロを見る 「ん?…まぁ、王宮で鍛えられたしな…」 ヒロは応えた 「王宮…護衛兵って…そんな強いのか…」 私は実戦経験がないけど、自分の魔法にそこそこ自信を持っていた… だから、結構ショックだった 「…普通の護衛兵とはちょっと違うけどな…」 私がキョトンとしていると、ヒロは続ける 「あぁ…普通の護衛兵は王宮の周りで起こる事件とか事故とかが対象…つまり、人間が相手 俺みたいなのは護衛兵の中でも“特別兵”と言って、違う種類を相手する…例えば、モンスターとか…」 ヒロの言葉にびっくりした私は口をアングリと開けた モンスターが相手…? 確かに、この王国は度々モンスターに襲われる
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