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それは
人獣から…ドラゴンまで様々な種類がいる
その討伐のための特別兵がいるのは知っていたけど…
まさかヒロがその一人だったなんて…
「どうして特別兵になったの?」
何気なく聞いてちょっと後悔した
ヒロが一瞬、暗い顔をしたから
「ん…ん~…なんて言えばいいかな…
俺は国王様に拾われたんだ」
ヒロは遠い目をして語りだす
私は黙って話を聞いていた
ヒロは小さい頃に孤児として施設に預けられた
孤児とは言っても…親が亡くなった訳ではなくて、親に捨てられたそうだ…
幼いヒロは常に施設から抜け出していたらしい
そういう子は少なくないそうだ
施設が嫌いというわけではなくて
親に捨てられたことを認めたくない…
そんな子ども達は親を探しに行こうとするらしい
ヒロもその一人だった…
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