第2章~出会い~

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それは 人獣から…ドラゴンまで様々な種類がいる その討伐のための特別兵がいるのは知っていたけど… まさかヒロがその一人だったなんて… 「どうして特別兵になったの?」 何気なく聞いてちょっと後悔した ヒロが一瞬、暗い顔をしたから 「ん…ん~…なんて言えばいいかな… 俺は国王様に拾われたんだ」 ヒロは遠い目をして語りだす 私は黙って話を聞いていた ヒロは小さい頃に孤児として施設に預けられた 孤児とは言っても…親が亡くなった訳ではなくて、親に捨てられたそうだ… 幼いヒロは常に施設から抜け出していたらしい そういう子は少なくないそうだ 施設が嫌いというわけではなくて 親に捨てられたことを認めたくない… そんな子ども達は親を探しに行こうとするらしい ヒロもその一人だった…
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