第3章~出発~

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「…伊達に特別兵やってないさ」 俺はニヤリと笑う トモは一瞬悩む仕草をして ニヤリと笑い返す ――――ヒュン トモの右手がピストルのような形になっていた 人差し指から空気の弾丸 しかも 目に見えないスピードと数 俺は長剣を顔の前に持っていく そしてゆっくりと回転させる 刀身がプロペラ機のように回りだす 「…っ!?」 回転によって生まれたかなりの風圧に トモはよろめく
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