第3章~出発~

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こんな長剣一本で起こせる風圧ではない トモ一人くらいなら軽くぶっ飛ばせるからな トモの空気の弾丸は呆気なく消え失せた 「…強い」 トモがボソリと呟く まぁ、人間一人に負けてたら モンスターになんか勝てないだろう? 「まだまだ…だな」 そろそろ終了の気配を漂わせる 「えっ…ちょっと待ってよ…」 トモが焦りの表情を見せる きっと答えが「NO」だと思ってるのだろう だが…俺の中では答えは「YES」だった 実力はだいだいわかった これからもっと伸びるだろう予想もつく だが… 危険なことに変わりはない 「とりあえず、試験は終了だ」 「…うん…」 トモはちょっと呼吸を整える さすがに魔力をかなり消費しただろう 二人で被害のない床に座る
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