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こんな長剣一本で起こせる風圧ではない
トモ一人くらいなら軽くぶっ飛ばせるからな
トモの空気の弾丸は呆気なく消え失せた
「…強い」
トモがボソリと呟く
まぁ、人間一人に負けてたら
モンスターになんか勝てないだろう?
「まだまだ…だな」
そろそろ終了の気配を漂わせる
「えっ…ちょっと待ってよ…」
トモが焦りの表情を見せる
きっと答えが「NO」だと思ってるのだろう
だが…俺の中では答えは「YES」だった
実力はだいだいわかった
これからもっと伸びるだろう予想もつく
だが…
危険なことに変わりはない
「とりあえず、試験は終了だ」
「…うん…」
トモはちょっと呼吸を整える
さすがに魔力をかなり消費しただろう
二人で被害のない床に座る
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