第1章~始まり~

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とある王国の中心付近に位置する 豪華絢爛な王宮… 複数ある部屋でも特にだだっ広い王室で、二つの動く影… 一つは 黒髪に黒い瞳の精悍な顔をした青年 歳は20代そこそこ ただ 身体の至るところに擦り傷や切り傷があり 額には汗をかいている 息も荒れていて、かなり苦しそう だが、その瞳は真っ直ぐ一点だけを見つめている その視線の先に対峙するのは もう一つの影 異形の化け物 大きさは青年の裕に数倍はあり 巨大な蛇のような姿に額の部分には老人の顔 その顔は痩せこけ、白目をむいていて 人らしからぬ表情をしている  
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