第4章~理由~

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私たちは 夜の闇に紛れるように外へ出た 周りは静まりかえっている ヒロは軽く深呼吸する 「とりあえずは、南の街…サウスシティだ」 「…うん…」 頼りない返事をする私に ヒロが優しく微笑む 「怖いか…?」 「大丈夫…ヒロが一緒なら」 ヒロはまた 私の頭をポンポンと叩いて 「行こう」 優しく手を引いて歩き出した
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