第1章~始まり~

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「ご恩は忘れません…赦して欲しいとも思いません…」 「……」 男性は何も言わずヒロを睨む 「さよなら…今までありがとうございました」 ヒロは長剣をしまうと身を翻し、窓から外に飛び降りた 「…!?なっ!!この高さから!?」 ヒロは裕に数十メートルの高さからヒラリと飛び降りる 風圧を上手く調整しながら軽々と着地すると 少し俯き加減になったまま、青年は走り出した その青年の頬を伝う一筋の滴は 涙のようにも見えた
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