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「ご恩は忘れません…赦して欲しいとも思いません…」
「……」
男性は何も言わずヒロを睨む
「さよなら…今までありがとうございました」
ヒロは長剣をしまうと身を翻し、窓から外に飛び降りた
「…!?なっ!!この高さから!?」
ヒロは裕に数十メートルの高さからヒラリと飛び降りる
風圧を上手く調整しながら軽々と着地すると
少し俯き加減になったまま、青年は走り出した
その青年の頬を伝う一筋の滴は
涙のようにも見えた
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