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2人で騒ぎながら神崎を見ると、神崎の頬が薄く朱に染まっている。
「…まだ…付き合って…ない」
まだ?まだって言ったか?これはフラグを期待して良いのか?
「付き合ってないの?」キョトン
「…家の方向が…一緒だから…一緒に…いる」
「じゃあ沢本には気は無いの?」ズイッ
「…あ…あぅ…それは…その…」カアァ
神崎は顔全体が真っ赤になっている。
「はあ…まあ頑張りなさいよ?ごちそうさま」ハァ
「…あぅぅ」マッカッカ
言うだけ言うと山岡はさっさと食べ終え、席に戻って行った。
(何だったんだあいつは?)
その後食べ終わるまで、神崎は赤くなったままだった。
放課後。
「帰るぞ!」ヒャッフー
「おう帰れ帰れ。もう来んな」シッシッ
「酷い!?」
いつもテンションの高いゴミをあしらいつつ、俺も腰を上げる。
「神崎行くぞ」
「…うん」
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