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流石に人見知りのない俺でも正直、話しかけるのが恐い
周りも同じだろう
触らぬ神に祟りなし
永いようで短い高校生活どうせなら楽しく暮らしたい
そう思い目をそらす
「ほら旭、皆が怖がってるよ?」
「はっ、知るかよ」
見るとアイツと女が話している
確か…井上さん?だったか…
「てか、何で話しかけんだよ。あっち行ってろ」
「嫌だよ。旭1人になっちゃうよ?」
「うぜぇ、寄って来んな」
「そんな言い方はねぇだろお前」
気付いたら会話に入っていた
「…誰だよ、テメェ…」
「俺は若葉 琉李だ。それより、せっかく話してくれてんのにそんな言い方はねぇだろ」
「関係ねぇだろ…」
「わ、若葉君もういいよ💦旭もそんな言い方しなくても、旭は「バンッ!!」ひっ…」
急に旭が机を叩いて立ち上がる
そして俺と井上を睨み付けた
「…2度と俺に話しかけんな…井上…」
それだけ言うと
旭は教室を出ていった
「だ、大丈夫か?井上さん…」
「あ…はい。」
「何で話しかけたんだ?自己紹介で言ってただろ?」
「…旭はそんな悪い子じゃないですよ。ちょっと素直じゃないだけです」
「え…?」
「あ、先生が来ましたよ」
見ると扉の所に教師がいた
慌てて席に戻り授業が始まったが旭は戻っては来なかった
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