始まりってだいたい決まってるよな!!

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「そんなことっ……」 ない。とは言いきれなかった 私は一瞬そうおもっていたからだ 「フフッ」 彼は再び笑む 「気にするな。それが人間の本能だ。異質なものは取り除くべきだ」 まるで当たり前のように言ってくる 「まっ、安心しろ。べつに死ぬわけじゃないし、縁があればまた会うだろ」 彼はいつもの調子で言ってくる 「だっ、ダメ!!静がいないと、静がいないとダメなのぉ…」 私は彼にすがる 「なんでもするから…なんでもするから……いなくならないでよぉ」 こんな私を見ても彼はまったく変わらない 「アホッ。そういう台詞は将来にとっとけよ」 彼は笑いながら言う 私の言葉はもう彼には届かない 「んじゃ、さよならだ」 そういって彼は私達の前から姿を消した
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