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「所詮、戦争はヒュロルフタームとFORSEの戦いだ。人間の兵隊など、いらなくなった。」とか偉そうに言ってたのはどこの誰だったか。
確かに、戦争はなくならなかった。
それは、だれにだって解ってる。
ヒュロルフタームという存在が。
世界の戦闘のシステムを変えた。
「でも、ヒュロルフタームは最初は平和的活用だったんだぜ? 核戦争があって人間が住めなくなった地上を作り直すための」
「そうなのか?」グラムは今まで抜いた草を綺麗にひとつにまとめながら、「でも、実際は違うじゃねえか。ヒュロルフタームが平和的活用の為に作られたってんなら、今俺らはこんなところにいないぜ?」
そうだな、と頷いてサリドは遠くを見る。
そこからは綺麗な青空と大きなコンクリートの建物が一、二個が見えるだけだった。
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