プロローグ。

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いつだって、どんなときだって、明日はくる。 でも明日がくる前は今日で、今日が終われば明日になる。 明日になる前の0日。 その時間が私は好き。 昨日でも今日でも明日でもない0日が、好き。 沈みかけの夕日のように。 新芽の青々とした葉のように。 雨上がりの朝の匂いのように。 とても綺麗だから。
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