終わりに向かう始まりの物語

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「てなわけでまた警察に捕まっちゃいました。てへっ」 「てへっ、じゃないだろうが!」 ゴツン!! 見事なまでにわたしの頭に広辞苑の角が直撃した。めちゃくちゃ痛い。 ここは金城市にある警察署。 重犯罪から軽犯罪まであらゆる犯罪を取り締まる場所。 盗みに失敗したわたしは警察署という名の牢屋にブチ込まれていた。 まぁ親がいないわたしはしょうがなく担任の先生に電話で身柄を引き取ってほしいと連絡したところ、 広辞苑という凶器に見事ノックアウトされました。
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