終わりに向かう始まりの物語

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「もうちょい………手加減、できないんですか………?」 涙目で先生を睨む。 竜崎 勝也先生。 わたしの担任で担当科目は国語、らしい。 らしいというのは勝也先生の授業のときに熟睡しているからだ。 まぁホームルームのときにもう会っているのだから別に授業のときは会わなくてもいいとわたしは考えている。 ぶっちゃけ苦手な科目は全て寝ているので他の先生から白い目で見られている。 それプラス万引きやスリをなんどもやった結果、 わたしは金城学園の伝説の生徒として周りから恐れられるようになった。 星中 春紫苑。 生ける伝説の生徒の名前でそれがわたしの名前だ。
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