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その笑顔は痛々しいものだったが、なぜか僕の心を和ませてくれた。
そして、ミルクティが最後の一杯になった。季節はもう冬。
彼女はあれからもやせ細り、やつれていった。
それでも、彼女は笑ってた。いつも、いつも。
彼女が一度だけ、怒ったときがあった。
僕が「これ、飲む?」と彼女にミルクティを差し出すと、すごい剣幕で「だめ!これは君だけのものなんだから。他の誰にもあげちゃだめ!!」と言われた。
彼女はかなり必死だった。今思うとあれも僕のためだった。
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