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「寒いね」
僕の言葉は空に響いた。
帰ってくるはずのない言葉を待ち続けた。
「今度は一緒にミルクティ飲もうね」
息は白く染まり、鈍色の空に消えていく。
それからは、ただそこにいた。
瞼が重くなって来た頃、白い綿毛のような雪がちらほらと降り始めた。
それらは、まるで踊るかのように中を舞い、幻想的で美しかった。
「君と」
そこで僕は眠りについた。
永遠に覚めることのない深い眠りへと。
君と出会って、本当に幸せでした。
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