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「ちょっと妄想はな!気持ち悪い顔してないで、早くそのダサいのなんとかしなさいよ!」
おっ...突然現実に戻された...
「なこ姉ぇー、そんなこと言われても、私には適度な長さが...わかりませーん。」
泣きつく私を、うっとおしそうな目で一瞥した後、大きなため息を漏らしながらスカート丈を直してくれた。
「ん。まぁこれでいいんじゃない?なんでも短くすればいいってもんじゃないのよ。わかった?」
「うん!うん!ありがとー!」
再度自分の姿を鏡で見ると....
バランスがぴったりだ。
さっきまで自分が着ていた制服とはまるで別のものを着ているみたい。
さすがなこ姉!
嬉しくて鏡の前でくるくる回っていると
でも、雰囲気で高校デビューはまるわかりだよね...
そんな呟きとともになこ姉は自分の部屋へ戻っていった。
高校デビュー...
いいんだ!
高校デビュー、何が悪い!!!
万歳!高校デビュー!!!
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