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そうだった。
うれしかった、
生きるよろこびが。
胸の傷は、痛かったけど。
なんのために生まれた？
なにをして生きたのか？
こたえられなかったのが
嫌だった。
今を生きた。
熱い心が、燃えていた。
だから君はいったんだ。
ほほえんでいた。
そうだ
うれしかったんだ。
生きるよろこびがあった。
胸の傷が痛んだけれど。
ああ、―――――。
やさしかった君はいった。
みんなの夢をまもるために―…。
なにが君の幸せだった？
なにをして喜んだ？
わからないまま終わった。
そんなの、嫌だ…。
夢を忘れなかった。
涙は溢さなかった。
だから君はとんでいった。
どこまでも、どこまでも…
そうだ、恐れなかった。
全て、みんなの為だった。
亜衣と優葵だけが友達だったのに…
ああ、――――――。
やさしかった君はいった。
みんなの夢を守るために―…。
時は早く過ぎ去っていった。
光っていた星は消えていた。
だから君はいったんだろう？
ほほえんで
…。
そうだ。
嬉しいんだ。
生きる喜びがある。
たとえどんな敵が
相手だとしても。
ああ。
やさしかった君は、言った。
｢みんなの夢を守るためだよ｣
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