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鬼塚「お前みたいなのが、JOKERか。底が知れるな。」
我彦「挑発か?それならタイマンはろうとでも言えばいいだろ?」
鬼塚「JOKERとやるにはまだはえぇ。東京締めたら、横浜遊びいくぜ。」
我彦「ひよってるな。東京はその程度か?戦争なら今この場で始めれるだろ?」
鬼塚「挑発返しか?クスッ 俺には俺の考えがあんだよ。俺らはもう、ただひたすら名を上げれば良いだけの中坊じゃねぇだろ?呑まれたらおしまいだ。」
我彦「そうかいそうかい。確かに君の意見も一理あるよひよこちゃん。笑」
鬼塚「口で言ってもわかんねぇかぁ…。」
“ギロッ”
鬼塚から我彦に向けられた“ガントバ”は周りにいた不良達に激しい寒気を感じさせた。背筋が凍りつくような状況の中、鬼塚は静かに口を開いた…。
鬼塚「そんなに死にてぇなら殺してやるよ。」
我彦「良いねぇ、来な。」
鬼塚は臨戦体勢に入るとすぐに右腕を構えた。
りんごを軽々しく潰す事ができるように強く握られた右拳。それに伴い右腕に浮き上がってくる血管達。
右腕を構えた事により膨張した二の腕と力こぶ。
その姿を見た周りの不良達の血の気は冷めていた。
鬼塚は右腕を降り下ろそうとしたが、その時!
バッ!
鬼塚は右腕を捕らえられた。右腕を押さえ動かさないようにしていたのは、
馬頭だった。
鬼塚「国栄………!」
馬頭「何してんだよ…。修吾…。」
鬼塚「…!
……………わりぃ。」
馬頭「こんなとこでコケたらつまんねぇだろ?」
鬼塚「………あぁ。」
鬼塚の右腕は力が抜けるように静かに下ろされた。
馬頭「……さてと。俺が修吾を止めたのはお前がどこの誰さんだかわかんねぇからだ。誰だお前?」
我彦「六代目JOKER、唯一の"推薦合格者"我彦 諒だ。喧科(ココ)ではよろしく。」
馬頭「……。てめぇみたいのが推薦合格ねぇ~………。まぁ良いや。とりあえず修吾は返して貰うわ。直にこの街の次世代のオールスターが此処に集結する。自由に見物せぇや神奈川の犬公。」
我彦「言うなぁオイ………。」
馬頭「フッ。」
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少しすると名のしれた不良達が続々と現れてきた。
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