第22回轟山高校入学式

7/14
前へ
/23ページ
次へ
鬼塚「お前みたいなのが、JOKERか。底が知れるな。」 我彦「挑発か?それならタイマンはろうとでも言えばいいだろ?」 鬼塚「JOKERとやるにはまだはえぇ。東京締めたら、横浜遊びいくぜ。」 我彦「ひよってるな。東京はその程度か?戦争なら今この場で始めれるだろ?」 鬼塚「挑発返しか?クスッ 俺には俺の考えがあんだよ。俺らはもう、ただひたすら名を上げれば良いだけの中坊じゃねぇだろ?呑まれたらおしまいだ。」 我彦「そうかいそうかい。確かに君の意見も一理あるよひよこちゃん。笑」 鬼塚「口で言ってもわかんねぇかぁ…。」 “ギロッ” 鬼塚から我彦に向けられた“ガントバ”は周りにいた不良達に激しい寒気を感じさせた。背筋が凍りつくような状況の中、鬼塚は静かに口を開いた…。 鬼塚「そんなに死にてぇなら殺してやるよ。」 我彦「良いねぇ、来な。」 鬼塚は臨戦体勢に入るとすぐに右腕を構えた。 りんごを軽々しく潰す事ができるように強く握られた右拳。それに伴い右腕に浮き上がってくる血管達。 右腕を構えた事により膨張した二の腕と力こぶ。 その姿を見た周りの不良達の血の気は冷めていた。 鬼塚は右腕を降り下ろそうとしたが、その時! バッ! 鬼塚は右腕を捕らえられた。右腕を押さえ動かさないようにしていたのは、 馬頭だった。 鬼塚「国栄………!」 馬頭「何してんだよ…。修吾…。」 鬼塚「…! ……………わりぃ。」 馬頭「こんなとこでコケたらつまんねぇだろ?」 鬼塚「………あぁ。」 鬼塚の右腕は力が抜けるように静かに下ろされた。 馬頭「……さてと。俺が修吾を止めたのはお前がどこの誰さんだかわかんねぇからだ。誰だお前?」 我彦「六代目JOKER、唯一の"推薦合格者"我彦 諒だ。喧科(ココ)ではよろしく。」 馬頭「……。てめぇみたいのが推薦合格ねぇ~………。まぁ良いや。とりあえず修吾は返して貰うわ。直にこの街の次世代のオールスターが此処に集結する。自由に見物せぇや神奈川の犬公。」 我彦「言うなぁオイ………。」 馬頭「フッ。」 ~~~~~ 少しすると名のしれた不良達が続々と現れてきた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加