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―東京都立轟山高校―
東京の南地区にあり、東京と神奈川の県境に住む神奈川県民でも余裕で通える場所にある学校。
全国で一番不良が在籍する学校と言われていて、
この超ヤンキー時代に見事にリンクした学校と呼べる。
ここで轟山高校の詳しい説明をしておこう。
まず始めに高校なのに学科が多いのだ。
高校の広さは
そこら辺にある大学までエスカレーター式で昇れちゃう私立の学園の８分の１程度。
存在する学科は、
･普通科(文系)
･普通科(理系)
･体育科
･家政科
･福祉科
･工業科
･農業科
という一般的な７つ。とあと１つ。
それぞれに校舎があり、
校門は正門と北門と南門の３つ。
校庭は大きいのが４つあり、それぞれＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄグラウンドと呼ばれている。
体育館も計４つでメインアリーナと第１、第２、第３サブアリーナと呼ばれている。
学校中央にはでっかい食堂があり旨い飯が食べれる。
そんな私立のような高校であるのだが、
不良の巣窟として轟山が超ヤンキー時代に有名になったのにはこれから紹介する８つ目の学科が大きく関係してくる。
８つ目の学科の名前は
“喧科”
この学科だけは轟山の他の校舎とはほんの少し離れた所にあり、校門も別に用意されている。
ちなみに校門は裏門と呼ばれている。
試験に名前を書けば入れるようなこの学科にはもちろん不良達がいっぱいなのである。
今の時代、不良の大半は高校で名を上げるのでは無く、どこかのチームに入り名を上げるかチームを一から作りあげ、名を上げるかの二択なので
轟山高校の喧科は正に最高の仮宿と呼べるのだ。
東京の南地区と神奈川の北地区の県境に集まる不良達はこぞってこの喧科に入学する。
先日の一件で出てきた島金も東京南地区にある市内の中の１つの地域で最強と呼ばれている実力者で、もちろん喧科への入学が決まっている。
これから更に名を轟かせるであろう野郎共は入学の時を今か今かと待ちわびていた。
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