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「あ、瀧本千寿っていいます。一応よろしくお願いします、先輩方」
「あぁ、よろしく。今年は面白くなりそうだな」
「うん。よろしくね」
柳井先輩はともかくとして矢野先輩はいい人そうだ。
なんか意地悪くさいんだよな、柳井先輩。
絶対人をいじるのが好きなタイプの人だ。
あ、でも柳井先輩俺より身長低いんだな。
ぶしつけかもしれないがよくよく柳井先輩をじっくりみているといい笑顔を向けられた。
その笑顔を見たとき、ヒクリと頬がひくつくのがわかった。
「なんだ?そんなじーっと見て。もしかして俺に惚れちゃった?」
あぁ、頬がひくついたのはこういうことか。
柳井先輩、俺に惚れちゃった?とかいいながら目は笑ってる。
絶対からかってるよ。
即座に否定を口にしようとしたら一足さきに矢野先輩が口を開いた。
「何馬鹿なこと言ってんの、柳井。瀧本君が君に惚れるわけないでしょ。馬鹿も休み休みい言いなよ」
へ?あれ?あれれれれ?
矢野先輩?最後らへんがヒッジョーに違和感感じたんですけど。
つーか最初と印象違う!?
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