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別 肩を掴まれ 振り返る私 君の瞳が もう目の前にある 欲しい訳じゃないけど 唇を求め ゆっくりと目を閉じ 君の口付け待ってる 別に添いたい訳じゃない 身体が欲しい訳じゃない 別に不満な訳じゃない もう何が何だか分からない… 二人で歩く この並木道も いつかは思い出に 変わってしまうのね? 別に触れたい訳じゃない 声も聞きたい訳じゃない けれど何で会うのか もう何が何だか分からない もう私誰だか分からない 別に嗚呼 貴方が好きな訳じゃない。 しかし、嗚呼 別に離れたくはない。 貴方の隣に 居座る女(ひと)は 私ではないこと 承知の事実で 別に私のものじゃない 貴方のものでもないし けれど何で会うのか もう訳が意味が理解出来ない 別に嗚呼 別に死にたい訳じゃない。 それに、嗚呼 別に隣が欲しくない。 嗚呼……。 別に隣が欲しくはない。 しかし、嗚呼 別に離れたくはない。 別に死にたい訳はない。 貴方が嫌いなだけで…。
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