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三式重戦車
全長:8.45m
全幅:3.705m
全高:3m
全備重量:55t
速力
40km(整地)
20km(不整地)
武装
・主砲:三式八糎戦車砲
・副武装:九七式車載重機関銃×2
装甲
砲塔
前面:90mm
側面:80mm
後面:80mm
車体
前面:90mm
側面:80mm
後面:80mm
上面:45mm
乗員:5名
対米戦突入に伴い、アメリカ軍はM4中戦車を戦線に大量投入してきた。陸軍機甲部隊の九九式中戦車で挑むも性能の拮抗により戦力の消耗戦に陥った。更には90mm口径の重戦車(M26)の実戦配備の情報も入っていた。
陸軍では既に九九式中戦車の制式採用と同時に重戦車開発計画が始まっていた。車体は九九式中戦車の拡大型と言ってよく、戦車砲には九九式八糎高射砲をベースにした三式八糎戦車砲を搭載し、90mmから80mmの傾斜装甲を有する。
重戦車だけに不整地の速力が中戦車に劣り、海上輸送の効率も悪かった。運用上の弱点を抱えたものの、性能上は機甲戦力としては最高の攻撃力を有する事もあり、新編成の独立戦車連隊に順次配備され機甲部隊の中核を成した。
最初の三式重戦車部隊は東南アジア戦線に配置されるが、日本軍の攻勢は南方作戦の完了に伴い終了しており、英軍との小規模な戦闘が行われるのみだった。しかし、ソ連の対日参戦に対する反攻作戦時には強力な先鋒部隊として奮戦した。ソ連軍のT-34-85中戦車には善戦するも、IS-3重戦車には航空及び砲兵の支援無しでは防弾・火力共に圧倒的不利であった。
この三式重戦車の系統が後の戦後第1世代戦車に繋がり、次期主力戦車登場によって第一線級を退く。改修された新砲塔搭載型が第2世代型が導入されるまで現役であった。この間、日本軍戦車の分類が改定され三式重戦車は中戦車扱いとされた。
三式重戦車甲型
三式八糎半(56口径88mm)戦車砲を搭載
三式重戦車乙型
四式機動九〇粍速射砲(対戦車砲)の戦車砲型五式九〇粍戦車砲(50口径90mm)を搭載した後期生産型及び改修型
参考
ドイツ
ティーガーI
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