モノクローム

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  カラフル、と聞いて思い付くもの。 単純な俺は、女の子こそがそれで、一緒に過ごせば自分の時間もきっとおんなじ色とりどりに染まって行くんだろう、って。 そう、思ってた。 可愛くて、柔らかくて、いい匂い。 そんな女の子たちは、確かに心の渇きを潤してくれるけれど、ほんの一瞬の気休めでしかなくて。 ……やっぱり何かが違う。 ふと現実に戻り、この腕の中にあるものは全て、イミテーションなのだと思い知る。 なんでだ? 何が足らない? むしろ俺は何が欲しいんだ。 疑問符ばかりが募っていって、そしてまた、あくびが出そうになる。 退屈な日々の繰り返しだ。 きっと、これは無限のループ。  
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