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「でも別に……なんとも思わないけどなぁ」
頬杖をつき、その子をじっくりと見ながらそう呟く。
「ほーお?」
槙は口一杯にしながら興味なさそうに答える。
そんな返しにイラッとして、槙が食べ進めるパンを引きちぎり、自分の口へ放り込んだ。
「あーん」
気色悪い声で嘆く槙の声をぼんやりと聞きながら思う。
もっと気が強そうで。
髪型にこだわりはないけど、さらっとしてる方がいい。
それから、小さくて……
そこまで思い描いてはっとした。
出来上がったのは他でもない、みちるちゃんだったから。
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