それを何と呼ぶ?

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  「また、あんた」 俺の顔を見るなり、みちるちゃんはげんなりと溜め息混じりに言った。 煩わしそうに睨まれても、俺の表情は陰るどころか締まりなく緩む。 「今日も、お迎え?」 屋上の前で待ち伏せしていたのだから、答えなんてなくても分かりきっているのだけれど。 「あんたに関係ないでしょ」 ばっさりと冷たく言い捨てられ、続ける言葉に困ってしまう。 「一応自分の面目の為に言っておくけど、僕、先輩だからね」 別に呼ばれ方なんて、気にしちゃいないんだけど。 “あんた”呼ばわりもなかなかカイカン……  
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