▽君となら

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   涼 「裕翔くん、…ごめん。」  ぎゅっと強く強く、  裕翔くんの温もりを  感じたくて仕方なくなった。  裕 「…ばか」  そう呟かれた裕翔くんの  腕が、俺を包み込んだ。  やっぱり、  俺が好きな裕翔くんだ。  俺のこと、  一番に分かってる。  ちゃんと、  ごめんの気持ちが伝わった。  そうじゃないとこんなにも強く  抱き締め返してくれないでしょ?  涼 「俺も裕翔くんとなら    どこでもいい」  裕 「無人島でも?」  涼 「うん、無人島でも    どこでもいい。    二人でいられるなら」  二人なら、  …裕翔くんがいれば、  俺は大丈夫。  裕 「…山ちゃん」  俺の肩にあごをのせて  小さく呟く裕翔くん。  涼 「なーに、裕翔くん?」  裕 「ずっと一緒にいてね」  ぎゅっと握られた手を  涼 「もちろん」  ぎゅっと握り返した。  俺が微笑むと  耳元で裕翔くんも  ふふっと笑う声がした。  『君とならどこへでも』  君といることが     俺の幸せだから。  ((でもやっぱり無人島はやだっ))  ((え!?裕翔くんなんでぇえ!?))        END  
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