△(好き)と(好き)

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   →ゆと 目線  学校の帰り道、  今日は知念が  委員会の用事があるとかで  山ちゃんと二人きり。  最近ずっと三人でいたから  二人きりで帰るなんて  いつ振りなんだろ?なんて  嬉しくなって  僕は少し心の中で微笑んだ。  裕 「ん~、あっ!    そういえばあとねっ    今日授業中すっごく    眠たかったから    知念に『目が覚めるように    頬っぺたつねって!』    って頼んだら、知念ったら    全然手加減しn「…裕翔くん」  山田ちゃんに名前を呼ばれて  僕は、ハッとした。  つい、話に夢中になって一人で  マシンガントークしちゃってた!  周りを見渡すと  もうすぐ家に着く合図の  景色が見えた。  …って、景色見る前に  何も言わずに話を  聞いてくれてた山ちゃんに  謝らないといけないのに!  慌てて山ちゃんの方を見ると  ばっちり視線が重なった。  いつもだったら  二人とも笑い出すのに  …なぜか今日は笑えない。  きっとそれは  山ちゃんの目があまりにも  真剣に僕を捉えているから。  裕 「ご、ごめんね…!    僕一人でいっぱい    話しちゃったから    山ちゃん暇だったよね…!    ほんとに、ごめんね!」  僕はどうしても  この場の雰囲気を変えたくて  いつもみたいに笑ったけど  やっぱり、うまく笑えない。  だってやっぱり、…やっぱり  山ちゃん笑ってくれないんだもん。  
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