△(好き)と(好き)

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   僕に穴が開いちゃうくらい  真剣な、その眼差しは  僕の鼓動をさらに速める。  急に恥ずかしくなって  目線をずらした。  きっと、僕  今顔真っ赤だ…っ  恥ずかしくて仕方なくなって  顔まで伏せた。  すると、近付いてくる  山ちゃんの靴。  涼 「裕翔くん」  すぐ側で聞こえる声。  名前を呼ばれただけなのに  ドキドキがさらに高まる。  …僕は、  山ちゃんが好きなのかな?  伏せていた目を上げた。  大きな山ちゃんの瞳の中に  僕が映った。  涼 「好き、…裕翔くんが好き」  好き、ただ単純に。  裕 「僕も、…好き」  山ちゃんが好き、…単純に。  涼 「…まじでっ?    やべえ…嬉しすぎる」  だけど、  僕はこの後気がついてしまう。  急に抱き締められた身体が  …君を、受け入れなかった。  突き飛ばした山ちゃんを  見て感じた。    『好き』って何?  
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