△(好き)と(好き)

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   ちね 目線  裕 「僕は、山ちゃんのこと    傷つけたの…っ    期待だけさせて    …違うかった、なんて    僕…、最低なんだ…っ」  昨日のことを話し終わった途端  ポタポタと机に落ちる裕翔くんの涙。  …抱き締めたくなった。  だって、  僕さ…自惚れていいんでしょ?  好きなのは、  山ちゃんじゃなくて…。  知 「最低じゃないよ、    裕翔くんは優しいよ。    だって、僕    裕翔くんのこと    …好きなんだもん」  僕のこと、裕翔くんだって  好き。ってことでしょ?  裕 「ち、ねん…っ」  顔を上げた裕翔くんの  涙を流す姿があまりにも  綺麗だった。  知 「裕翔くんは?    僕のこと、好き?」  授業中なのに、  二人だけの世界に入ったみたいに  僕は君に夢中なの  裕 「…好き、大好き」  見えないように、  二人、手を握った。  知 「授業終わったら、    山ちゃんのとこ行こっか」  謝りにじゃないよ、  自慢じゃないよ、  いつも通りに話にいくだけ。  裕 「うん、」  ねえ、裕翔くん  明日晴れるんだって。  遊びにいこっ?  …3人でね、いこう。       END  
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