第2話 灰被りのお姫様 3

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「あの娘に恨みを持った人がいるっていうんですか?」 「恨んでるかどうかは知らんが殺そうと思っている人間がいるのは確かだな」 「何であんな良い娘を殺そうだなんて思うのかしら」 「ホントですよね!まったく理解できないです!!」 奈緒とサーシャは全く理解出来ないようでかなり怒っている 「そんな良心のかけらもない極悪非道な<自主規制>の<自主規制>で<自主規制>な<自主規制>なんて退治しちゃって下さいよマスター!」 「サーシャ、言い過ぎ」 しばらく奈緒とサーシャが犯人はこーいう奴だいやいやきっとこんな奴だろう等と熱い議論を交わしていると 「よし、」 そう言いながら宗一が立ち上がった 「いよいよ犯人を捕まえに行くんですね!」 「そんないきなり事件解決しねーよ 今から犯人探しに行ってくる。2、3日帰って来ないからサーシャ、店は頼んだ」 「まっかせてください!」 「おう。んじゃ行ってくる」 「「行ってらっしゃーい」」 二人の声に送り出されて宗一は犯人探しへと向かった と思ったら宗一が戻って来た 「”店長不在のため休業”とかはダメだぞ?」 「もーそんなことしないですよー♪」 「俺が居ないからって無駄遣いとかするんじゃないぞ?」 「しませんよーマスターったら心配性なんだからー♪」 「寝る前にちゃんと戸締まりの確認を・・・」 「さっさと行きなさい!!!」
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