自分

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空が見える。 どんなに苦しい日だって 私のいる世界は 輝くことをやめたりは しないのだろう。 君 も 私 も 暗い夜空に 埋もれては 『何も見えない』と 叫ぶ日は あるけれど、 きっと、 たしかに。 わたしたちはきらめく星。 灰色だったって 望遠鏡ごしなら すぐそこにある。 色が変わって 空が泣いても わたしは輝くことを やめたりはしない。 わたしたち も また、 美しく鮮やかで繊細な 世界の一部 誰かにとっての 大切な 星の欠片。 消えたりなんてしないのだ。 _
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