3/5

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「ふぁ…」 よぉ!会ったな。 …ほらな?ここ、夢の世界だぜ。 まぁ現実とあんま変わんねーけどな。 とりあえず現状を知ってもらおう。 今、俺は夢の中の世界に来ている。 そしてここは教室だ。 俺の通っている現実の学校じゃなく、夢の中の学校だ。 「…夜美。また寝ていたのか?」 「お?あぁ、寝てた」 コイツはこっちの世界の唯一無      タハラ カズヒサ 二の親友、田原 和久だ。 知的クールなメガネのイケメンだ。 「和久。今、何時限目だ?」 「…?今日はあとHRだけだが?」 「お。そうか」 コイツ、クールなヤツだろ? でもな。それは学校の中の話なんだよ。 「HR終わったぜ~」 「…夜美。今日は遠い方のアニメイトに行かないか?」 「え?別にいいけど…」 まったメイトかよー… そして俺達はとあるアニメイトに来ている。  マカガミ 「魔花神たん萌え~」 ……誰のセリフだと思うよ? 俺じゃないぜ… 「見ろよ夜美!このフィギュア!なに?なに?なんなんですかこの出来は!?」 「テンション上がりすぎだって…」 そう…コイツは重度のオタクなんだ。 俺もある程度のことは知っているしアニメも好きなんだが、コイツは重度だ。 「ハハハハ!これ即買いだなハハハ!」 「うるせぇよ!?」 もうやだ…コイツ… ホント疲れる… 「ありがとうございました~」 よっしゃーやっと出れた… 「ふっへへへ…ドコに飾ろうかな~☆」 「ちょ、怖ぇよ!」 「まあまあ。…あ、そうだ夜美。今日俺ん家泊まるか?」 「いいのか?」 「おう」 「んじゃ制服着替えたらお前ん家行くわ」 「待ってるぞ」 俺は制服を着替えに家に帰った。 「慣れねぇな…」 家の前で呟く。 こっちの世界のマイホームはなんか…やたらデカイ。 一人で住んでるのに… 「ただいまっと…」 とりあえずさっさと着替えて和久ん家行くか。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加