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「ふぁ…」
よぉ!会ったな。
…ほらな?ここ、夢の世界だぜ。
まぁ現実とあんま変わんねーけどな。
とりあえず現状を知ってもらおう。
今、俺は夢の中の世界に来ている。
そしてここは教室だ。
俺の通っている現実の学校じゃなく、夢の中の学校だ。
「…夜美。また寝ていたのか?」
「お?あぁ、寝てた」
コイツはこっちの世界の唯一無
タハラ カズヒサ
二の親友、田原 和久だ。
知的クールなメガネのイケメンだ。
「和久。今、何時限目だ?」
「…?今日はあとHRだけだが?」
「お。そうか」
コイツ、クールなヤツだろ?
でもな。それは学校の中の話なんだよ。
「HR終わったぜ~」
「…夜美。今日は遠い方のアニメイトに行かないか?」
「え?別にいいけど…」
まったメイトかよー…
そして俺達はとあるアニメイトに来ている。
マカガミ
「魔花神たん萌え~」
……誰のセリフだと思うよ?
俺じゃないぜ…
「見ろよ夜美!このフィギュア!なに?なに?なんなんですかこの出来は!?」
「テンション上がりすぎだって…」
そう…コイツは重度のオタクなんだ。
俺もある程度のことは知っているしアニメも好きなんだが、コイツは重度だ。
「ハハハハ!これ即買いだなハハハ!」
「うるせぇよ!?」
もうやだ…コイツ…
ホント疲れる…
「ありがとうございました~」
よっしゃーやっと出れた…
「ふっへへへ…ドコに飾ろうかな~☆」
「ちょ、怖ぇよ!」
「まあまあ。…あ、そうだ夜美。今日俺ん家泊まるか?」
「いいのか?」
「おう」
「んじゃ制服着替えたらお前ん家行くわ」
「待ってるぞ」
俺は制服を着替えに家に帰った。
「慣れねぇな…」
家の前で呟く。
こっちの世界のマイホームはなんか…やたらデカイ。
一人で住んでるのに…
「ただいまっと…」
とりあえずさっさと着替えて和久ん家行くか。
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