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「なんですか?」
不機嫌そうに答える美姫だが、男達は舐め回すようにじっくりと美姫の身体を見ると、ニヤニヤと気持ち悪い顔を見せた。
「変わった格好しているな?そんなに足を出して…誘ってんのか?」
「別に誘ってませんけど?」
なんだコイツらは。何処にでもある普通の制服だし…今どき誰だってスカートの長さこんなもんでしょ?
とりあえず、かかわり合いにならない方が良いと判断し、立ち上がりパッパッと制服に着いた砂や埃を払い、その場を去ろうとした。
「待てよ」
ガシッと腕を掴まれて阻止される。
「さっきからなんなんですか?」
「良いからちょっと付き合えや」
そう言って、男達は美姫を薄暗い路地裏に連れていこうとする…が…
パシン
美姫は男の手を払い除けた。
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