1、橋本優介

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じゃあまた後で そう言って ついたと同時に 理絵たちは私と優君から 離れていった 「え?」 普通ダブルデートって 4人でまわるもんじゃないの?と 私がほうけていると 隣で優君が笑いながら 私に向かって手を差し出してきた 「手、繋ご」 私は その手をとる 初めて男の子と手をつないで街をぶらつく 本屋やゲーム屋に入ったりしながら のんびり散策をする 「由紀は本当にかわいいなぁ」 たまに言われるその言葉に 照れたり、そんなことないと言いながらも 私たちの会話は弾んでいた そのとき前方の人ごみの中にけんちゃんさんを見かけた。 そして理絵の姿が一瞬見えたとき 優君は、あっと呟き 繋いでいた手を払った
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