1、橋本優介

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「ごめん。でも、俺そろそろ我慢できない…。」 「そんなこと言われたって…。私、怖いもん…」 優君の言葉に 私も申し訳なさを感じたが 応えることはできないと告げる それからはどちらも言葉を発することなく 結局気まずい雰囲気のまま 私は家に帰ることにした 「ただいま」 誰もいない家の鍵をあけて私は少しの寂しさを感じる お風呂にはいり 用意されている晩御飯を 食べた それから 自分の部屋に行き布団に入る やっぱりしなきゃ駄目なのかな しなきゃやっぱりいらなくなるかな 必要とされるなら 仕方ないかな 我慢しなきゃだよね 我慢したら 必要としてくれるよね… 独りは怖い だから 仕方ないよね いつの間にか 流れていた涙が 布団に小さなシミを作る 私はそのまま眠りについた
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