1、橋本優介

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「由紀お待たせ」 帰り支度を済ませた友人が 私の席まで歩いてくる 誰もいなくなった教室はあまりに静かで 声が響く 「いや構わないよ。帰ろうか」 窓から差し込む夕日に顔を赤く染められながら 私は笑顔で返事をした 帰り道に彼女は ダブルデートをしようともちかけてきた 私は彼女がとても楽しげにその話をするので 勿論と返答し、日程などの 細かいものを決めていった そして いつもの別れ道 お互いに手を振り それぞれの家へ帰っていった
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