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「…。」
信玄「民を苦しめている…とは思っているのではないですかな？そして戦に明け暮れている大名だと。」
「…。正直に申し上げて、そう思っております。」
信玄「そうでしょうな。ですが、それは分かっており申す。」
「分かっていて、それを見過ごされていると？」
信玄「結果的に見れば、そうでしょうな…。ですが、それは我々の本意ではない。」
「どういうことでしょう？」
信玄「我々も民の暮らしをもっと楽にさせたいと思っている。しかし、そうさせてくれぬ者がいる。」
「上杉？」
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