同盟

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信玄「よい。藤堂殿、続きを。」 (どこの国にも、勝家みたいなのがいるな。) 「では…、何故当主がこのような所に住んでいるのですか?」 信玄「確かに館自体は小そうござるな。しかし目に見えないかもしれないが、もっと大きな造りになっておりますぞ。」 「その心は?」 信玄「我が家臣が城なのです。信頼できる者が多数いれば、住む場所などは小さくてもかまわない…といったところですよ。」 「なるほど…。人は石垣であり、人は城である…と?」
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